名古屋は魅力的な街です。戦国時代には織田信長、豊臣秀吉、徳川家康をはじめとする戦国武将が躍動し、また熱田神宮などの歴史施設も中京地区一帯に広がります。東海道の中間に位置していることから産業も発展し、新幹線や東名・名神高速道路、セントレア空港などの交通インフラも整備されています。そして何よりも「名古屋メシ」が名古屋の大きな魅力のひとつとなっています。
名古屋のセントレア空港は海上空港なので24時間運用されていますし、名古屋駅まで名鉄特急で28分のアクセスの良さです。空港内の食堂街には多くの「名古屋メシ」の店舗が軒を連ね、あらゆる種類の名古屋メシを手軽に体験することが出来ます。早速「世界の山ちゃん」で「手羽先」を食べることにしました。以前より美味しさがアップしているような気がしましたが、コショウが利きすぎて辛いです。お酒のつまみにはちょうどいいですけど、子供は食べれるのかなと心配になる辛さです。また、食べ方も進化したのでしょうか、①手羽をふたつにちぎって、②大きい身の方を歯で挟んで、③手で骨を引っ張るとスポット抜けて、小気味よい達成感です。お店の箸袋に食べ方の漫画解説が描いてありました。
つづいて名古屋駅近くの「和食 竜むら」で名古屋名物「ひつまぶし」です。散策の途中に店構えが気に入ってお邪魔しました。ひつまぶしは三種類の食べ方があって、①そのまま食べる、②ネギ、のり、ワサビなどの薬味と一緒に食べる、③だし茶漬けで食べる、とバリエーションに富んでいます。蒸さずに焼いたうなぎの蒲焼は、関東風の蒸してふっくらとした蒲焼とは違って、香ばしくサクッとした食感が魅力です。日本酒の用意も秀逸で「七本槍 玉栄 純米酒 (滋賀)」は、北大路魯山人も愛した日本酒で、価格もリーズナブルな美味しいお酒でした。そしてなんと「イチローズ ハイボール」があるではないですか。イチローといえば大リーグで活躍して野球殿堂入りした名選手で、確か名古屋の愛工大名電高校出身です。さすが地元にはイチローを冠するウイスキーがあるんだ、と思ってその由来を聞いてみると、なんと醸造家「肥土伊知郎」氏がミズナラ材の発酵槽で創りだした世界最高峰のジャパニーズウイスキーだとか・・・。とんだ「イチロー」違いでした。とは言え、とても美味しく「スペシャルなウイスキー」を頂きました。
名古屋メシの代表格としては、まだまだ「味噌煮込みうどん」や「味噌串カツ」、ちょっと変わった「あんかけスパゲティ」や、味仙の激辛「台湾ラーメン」などもありますが、全部「濃い味」です。サッパリとしたものを求めて、名古屋駅近くの「柳橋中央市場」で海鮮系のお店を探すことにしました。ここは現役の魚市場ですが飲食店も多く、鮮度は抜群で価格も良心的なお店が多いことで人気です。ビニール掛けや、通路に椅子を並べたお店もある中で、比較的しっかりとした店構えの「魚柳」さんにお邪魔しました。看板メニューは「海鮮や野菜の藁焼き」ですが、私が一番気に入ったのは「痛風海鮮盛り」で、カキ、ウニ、イクラ、あん肝、キャビアが蓮華の上にテンコ盛りで、背徳の気持ちを抑えながら至福の瞬間を味わいます。そのほか「バター香る浅利の獺祭蒸し」は、新鮮なアサリと極旨の出汁で、もちろん汁まで完食です。「とうもろこしの藁焼き」は、藁焼きの風味がとうもろこしに移り、野趣あふれる味わいです。
名古屋から移動するのに新幹線を使うのであれば、是非ともホーム上にある「きしめん住よし」に立ち寄ってみてください。新幹線ホームの上下線ともに4号車付近と14号車付近にありますので、合計4カ所にある「立ち食いスタンド」のきしめん屋です。1961年(昭和36年)に名古屋駅で開業したそうですので、新幹線開業以前から営業していることになります。きしめんは幅1センチメートルくらいの平たい麺で、出汁が良く絡みプリプリとした食感が特徴です。スープは鰹節がフワッと香る醤油ベースで、名古屋らしく若干濃いめですが、醤油の濃さというより鰹節などのダシの旨味が濃厚な感じです。混んでいなければ5分もあれば食べられるでしょうから、「名古屋メシ」の〆にいかがでしょう。




