AIによる原稿作成支援、その他支援の実力

ブログにAIを活用しているイメージイラスト エッセイ

新入社員が集合研修を終えて各部門に配属された際に、当部門の責任者が彼らを前に挨拶をしたのですが、その挨拶がなかなか素晴らしいものでした。時候の挨拶と新入社員へのお祝い、部門の紹介と仕事の意義、新入社員に対する期待励まし、そして結びの言葉でまとまられています。後日彼に素晴らしかったと感想を伝えると「AIだよ。」との返答です。そこで最近の「AIの実力」について調べてみました。

AIの原稿作成の実力

AIは現在、原稿作成支援において大きな進歩を遂げており、ビジネスやクリエイティブの現場で実用レベルに達しています。特に、GPT-4やClaude 3、Gemini 1.5などの最新の大規模言語モデル(LLM)は、高精度かつ長文の理解・生成が可能で、専門的な文脈にも対応できるため、プロフェッショナルな文章作成支援が可能です。具体的には、AIは以下のような段階で原稿作成を支援しています。

  • アイデア出しやブレインストーミング:キーワードやテーマを与えると、多様な関連アイデアを生成します。
  • アウトライン作成:文章の構成案を提案し、効率的な原稿設計を助けます。
  • 初稿の作成:与えられた指示に基づき、ある程度完成度の高い下書きを自動生成します。
  • 校正・推敲:文法チェックや文体の統一、読みやすさの改善提案など、文章の品質向上に寄与します。

これらの機能により、従来人間が時間をかけて行っていた作業を大幅に短縮でき、コスト削減や業務効率化に貢献しています。また、専門用語や業界固有の表現も、適切な指示や用語リストをAIに提供することで正確に反映可能です。ただし、AIが生成した文章はそのまま使うのではなく、必ず人間が内容の正確性や適切性を確認し、必要に応じて編集・校正を行うことが推奨されています。このように、2025年現在のAIは原稿作成のあらゆる段階で支援ツールとして活用されており、文章作成の質とスピードを格段に向上させる存在となっています。

実は、この文章はAI「Perplexity」作成したものです。AIに場面設定や条件を指示することによって、適切な段落構成で文章としても完成された形で答えが返ってきます。ここではあえて何も手を加えずにそのまま掲載していますが、なかなかの文章の完成度です。

様々な分野でのAI活用

AIの支援は原稿作成に留まりません。たとえばビジネス領域では、議事録の作成や資料の自動作成のほかデータ分析、マーケティング、カスタマーサービスのチャットボットや自動応答システム、在庫管理などで活用されています。医療分野では病気の診断補助、画像診断、治療計画の策定、創薬の研究などに利用されています。そのほか、製造業金融業教育分野不動産業農業に至るまで広範な分野で実用化されており、今やAIは身近な存在と言えるでしょう。特にクリエイティブな領域でのAIの活用は効果的で、文章の生成や編集を支援し、画像・動画作成、広告制作、コンテンツ生成など、新しい表現の可能性を広げ、最近のSNS普及と相まって特に若い世代が積極的に活用しています。日常生活でも、スマートアシスタント、家電の自動制御、交通システムの最適化など身近な存在となっています。

無料で使えるAI

文章関連では「ChatGPT」とそこから派生した「Claude」が有名です。またグーグルの「Gemini」やマイクロソフトの「Copilot」は、スマホやPCのソフトに付帯して実装されています。最新情報を検索し情報源を明示してくれる「Perplexity」は、使い勝手も良くておすすめです。

画像生成AIでは、「Canva」や「Adobe Firefly」などが知られています。そのほか手軽さ重視のMicrosoftの「Microsoft Designer」や、リアル画像重視のグーグルの「Google ImageFX」、SNS動画作成に適している「FlexClip」などがあります。

また、音声作成AI「ElevenLabs」は、ナレーション作成ができますがこれも無料で利用できます。

まとめ

同僚の名スピーチを聞いて「AI身近」になってることに気が付いて、AI利用に対する心理的なハードルは一気に下がりました。なかでも「Perplexity」は、HPにアクセスすると直感的に操作ができますので、おすすめです。データベースは最新のもので、また情報源のリンクが表示されるので、信憑性の確認もできて安心です。2024年からソフトバンクと提携して、ソフトバンクユーザーには有料版「Perplexity Pro」の1年間無料キャンペーンも行われています。これからはAIを積極的に活用し、 AIによるテキスト作成支援や画像作成支援でコンテンツの充実を図り、将来的には動画の発信にも手を広げていきたいと思います。