「建築様式・技術」のタグです

「歴史建築」を中心に「建築様式」や「建築技術・建築素材」などを、ブログ内で横断的に横串にするタグです。他のカテゴリーにある建築関連もご紹介します。

温泉

道後温泉本館の歴史と文化財修理、入浴・見学と見どころについて

道後温泉本館は、明治期以降に建てられた温泉施設でありながら国の重要文化財に指定されています。令和に入って文化財としての保存修理工事が行われ、清潔感を纏って生まれ変わりました。入浴料金のシステムや見どころ、周辺施設について解説します。
歴史建築

姫路城は国宝で世界遺産。連立式天守と白漆喰総塗籠が優美な巨大城郭

姫路城は現存する最大の城郭建築で、国宝であり世界遺産でもあります。大天守と小天守、渡櫓からなる連立式天守の造形と、白漆喰を総塗籠として柱型を見せない優美な姿は白鷺城とも呼ばれます。域内には櫓や門、塀なども多く、うち74棟は重要文化財です。
趣味

関西万博の「シャインハット」を設計した伊東豊雄氏の近著を読んで

EXPO 2025 大阪・関西万博の大ホール「シャインハット」を設計した伊東豊雄氏は、プリツカー賞も受賞している世界的な建築家です。同氏の近著を読んで、共感できること、現代の建築について筆者が感じていることを書き綴ってみました。
歴史建築

国会議事堂は90年の歴史 最高機関の趣を感じる

地元衆議院議員の計らいで、国会見学会が開催されましたので参加してきました。衆議院の第二議員会館に集合し、セキュリティチェックを受けて議員会館内の会議室に入ります。そこで当日のスケジュールや見学内容の説明を受けて、いよいよ国会議事堂に移動です...
歴史建築

神奈川県立音楽堂は、今も「東洋一の響き」の「前川國男」の傑作

神奈川県立音楽堂は築70年となりますが今も「素晴らしい響き」を維持しています。設計はル・コルビジェに師事した前川國男49歳の時の作品で、ホールのすべては木で造られた「木のホール」です。ホワイエの空間構成や色使い、外観デザインも見どころです。
歴史建築

ヴォーリズ建築の原点は、伊庭貞剛の終の棲家「活機園」にあるのでは

ヴォーリズ建築は、近江八幡をはじめ全国に1600あります。人にやさしい設計が特徴ですが、それは伊庭貞剛が隠棲した「活機園」に見て取れます。「活機園」竣工の翌年にヴォーリズが来日し、同じ近江の土地なので、交流があったことと空想してみました。
歴史建築

日本銀行本館は、辰野金吾が設計した現存する最古の建物で見学が可能

日本銀行本館は、辰野金吾が42歳の時に竣工した建物で、国家的近代建築の第一号であり、辰野が設計した建物で現存する最古のものとなります。すでに免震化工事は完了しており、将来にわたって保存する方針とともに、一般見学を無料で受け入れています。
旅行

久保田一竹美術館、辻が花染め着物とガウディ風建物、幽玄な庭園と門

久保田一竹は、室町時代の「辻が花」染色技法を現代に蘇らせた染色家で、世界的にも著名な芸術家です。河口湖にある久保田一竹美術館は、展示されている着物だけでなく、建物の外観と内装、収集工芸品、幽玄な庭園も素晴らしく芸術家としての感性が光ります。
歴史建築

山田守は逓信省技師、モダニズム建築の自邸、日本武道館、京都タワー

山田守は逓信省の技師で、庁舎や病院などの逓信建築を設計しました。欧州に2年滞在し、曲面や曲線を使った個性的なデザインを確立したモダニズム建築の巨匠です。晩年の日本武道館や京都タワーで一躍有名となりましたが、その自邸の設計はとても魅力的です。
歴史建築

旧古河庭園はコンドルの洋館と洋風庭園、七代目植治の和風庭園が魅力

旧古河庭園は、古河家三代目当主古河虎之助が大正時代に邸宅と庭園を整備したものです。洋館と洋風庭園はジョサイア・コンドルが設計し、和風庭園は七代目植治こと小川治兵衛の作庭が今も残ります。春と秋にはバラ園のフェスティバルが開催されています。