飛鳥Ⅱクルーズ 初体験
ある経済団体の研修で、飛鳥Ⅱのクルーズに乗船したことがあります。三菱重工長崎造船所や韓国の大学との交流など3泊4日の船旅でした。船中でも研修は行われていましたが、朝夕の自由時間や食事などで豪華客船の旅の醍醐味を満喫しました。特に船上のデッキから見る非日常の景色は、新鮮な感動と深い満足感を与えてくれました。
ワンナイトクルーズ
飛鳥Ⅱのクルーズ料金は高いので数泊の旅となるとなかなか手が出ませんが、一泊なら何とかなりそうです。「クリスマス・ワンナイト・クルーズ」が横浜港発着で企画されていましたので、体験してきました。
出航
乗船手続き時の混雑防止のため、各人の乗船手続きの目安時間が指定されています。乗船したら船室で荷物をほどき、早速デッキへ。夕暮れの横浜港、行き交う船、見送りに来ている大桟橋の人々。旅情が盛り上がります。
ウエルカムドリンク
デッキから洋上の景色を堪能したあとは、ラウンジに行ってウエルカムドリンクです。飛鳥Ⅱでの食事はすべて無料ですが、アルコールは別料金で下船時に清算です。夕食前でも様々な軽食が用意されていて船内の食事のサービスは、常時豊富に用意されています。。
ディナー
ディナーはコース料理で2部制です。料理はどれもとてもおいしく、タイミングよく温かい料理が一斉にサーブされています。厨房はさぞかし大変でしょうが、うまく機能しています。従業員の皆さんは外国籍の方が多く、明るくてフレンドリーで、とても気持ちのいい対応です。
ナイトショー
食事のあとは、豪華で綺麗で楽しいナイトショーが催されます。シアターは自由席となっていて、比較的豪華な椅子とテーブルが備え付けられています。飲み物の注文を席まで取りに来てくれますので、ドリンクを傾けながら、ゆっくりとくつろいで観ることができます。ショーのあとはキャストが降りてきて、乗客の皆さんとの記念撮影に納まってくれました。
夜食
ショーのあとも船内を散策したりデッキに出て夜風に吹かれたりして遅くまで過ごしていましたが、お腹が減ってくればおそばなどの夜食が用意されていますので安心です。軽食やドリンク、食事はいつでもどこでも食べられる感じです。
航行モニター
船室のテレビには飛鳥Ⅱの航行位置が表示されるモニターチャンネルがあるんです。今回の航海は相模湾の中をグルグル回っていました。相模湾の中でしたので、波も穏やかで揺れが少なかったんですね。以前乗船した際は、3泊4日で外洋に出ましたのでそれなりに揺れて、敏感な方は船酔いに悩まされていました。
洋上の朝
洋上で迎える気持ちのいい朝です。デッキを散策したり、ジョギングする方もおられて、さわやかな空気が船全体を包み込んでいます。朝食は和食や洋食、お好みのダイニングを自由にチョイスして取ります。食べてばっかりですけど、不思議と食べられてしまいます。
飛鳥Ⅱクルーズについて
料金
行先や時期、旅行日数、船室のグレードで価格は大きく異なりますが、バルコニー付き船室の1名分を旅行日数別に目安の金額を示すと以下の通りとなります。パンフレット記載の金額から概数を出してみました。
- ワンナイトクルーズ 8万円
- 3日間 20万円
- 7日間 50万円
- 13日間、日本一周 100万円
- 100日間、世界一周 1000万円(早期申込割引あり800万円)
概ね1泊8万円ぐらいの目安になるようです。一見すると高いですが、高級ホテルに泊まって3度の食事が付いて各種エンターテイメントも観賞できて、しかも移動交通費も含まれていることを考えると割とリーズナブルなのかもしれません。長期の旅行だと荷物も多くなりますが、飛鳥Ⅱだと荷物は船室に置いたままで寄港地の観光ができますので、このメリットは大きいと思います。ちなみに荷物はご自宅から飛鳥Ⅱの自分の船室まで宅配便で送ることができます。
ちょこっと情報
ドレスコード
お互いに気持ちよく過ごすためのルールとして、服装のドレスコードがあります。飛鳥Ⅱのドレスコードは、ひと言でいうと「きちっとしていなくてはいけない」というルールです。「カジュアル」はえり付きのシャツとスラックス。「インフォーマル」ジャケットとネクタイ。「フォーマル」はタキシードです。Tシャツや短パンは、自分の船室以外ではNGです。
飛鳥Ⅲ
飛鳥Ⅲが計画されています。現在の飛鳥Ⅱが2006年に就航していますので、その後継船として飛鳥Ⅲがドイツで建造中です。2025年就航予定ですので、完成が楽しみですね。
グランドスパ
2020年のリニューアルでグランドスパに展望露天風呂が登場しました。大海原を眺めながらの露天風呂は最高でしょうね。そのほかドライサウナやスチームサウナ、ジェットバスなどの設備もあります。
まとめ
ワンナイトクルーズだと旅程も料金も手軽ですし、短いながらも豪華客船クルーズの雰囲気を味わうことができます。「飛鳥クルーズ公式HP」で運航スケジュールや料金を確認してみてはいかがでしょう。また「JTBクルーズHP」では、飛鳥Ⅱ以外のクルーズ船の情報も紹介されています。クルーズの文化が日本にもっと定着してくるといいと思います。