小松基地航空祭の前に金沢の兼六園、金沢城、鈴木大拙館、金沢おでん満喫

F15戦闘機 アグレッサー 旅行

全国の航空自衛隊基地では例年航空祭を実施しています。自衛隊の基地ごとに部隊編成が異なるため微妙に展示内容が異なっていて小松基地戦闘機が中心の航空祭です。小松駅金沢駅から普通電車で約35分ですので、前日に金沢入りして金沢観光も楽しみました。

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アクセス

東京駅から金沢駅まで新幹線「かがやき」で約2時間25分です。金沢駅は大きなドーム型屋根と能楽で使われる鼓(つづみ)をイメージした鼓門がシンボルになっている駅です。金沢駅から小松駅までは特急だと15分で行きますが在来線でも35分程度です。小松駅から航空祭の会場である小松基地まではシャトルバス10分程度、徒歩でも50分位程度ですので帰りのバス待ちが長いときは歩くのも手かもしれません。小松市は歌舞伎十八番の一つである「勧進帳」の「安宅の関」があることから、歌舞伎の町をPRする看板や弁慶や冨樫の銅像があちこちにありました。

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自衛隊小松基地航空祭

小松基地は日本海側で唯一戦闘機部隊が所在する基地です。日本海側を隔てた諸外国との距離は近く航空機では約1時間で到達する距離ですので、小松基地の果たす役割の大きさは容易に理解できます。

飛行教導群、通称「アグレッサー(侵略者)」

飛行教導群は、対戦闘機戦闘技術研究と戦闘機部隊の指導を行っています。1年を通じて全国の戦闘機部隊を廻って「敵役」を演じて指導を行うことから、通称「アグレッサー(侵略者)」と呼ばれています。敵・味方の識別を容易にするために機体は独特な識別塗装が施されています。

アグレッサー 特殊塗装

アグレッサーの機体識別塗装です。

機動飛行、編隊飛行

航空祭では戦闘機の能力パイロットの技量を披露する様々な飛行展示が行われます。ハイスピードで急上昇や急降下、急旋回を行う機動飛行や複数の戦闘機が隊列を組んで飛行する編隊飛行などがあります。アフターバーナーと呼ばれる高い推力を得る装置を起動したときの爆音は凄まじい迫力です。

自衛隊小松基地HP リンク

エアレース・エアショー パイロット室屋義秀氏

エアレースワールドチャンピオンにもなったことがある実力派の室屋義秀氏が小松基地航空祭に登場し、宙返りや横転・反転・背面飛行などの曲技飛行を披露しました。

室屋義秀公式HP リンク

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兼六園

金沢城にに隣接する兼六園は加賀藩歴代藩主が築いた大名庭園日本三名園のひとつに挙げられています。春の、秋の紅葉とともに冬の雪吊りの風景が多くの観光客の人気を呼んでいます。左の写真は瓢池湖畔に建つ茶室夕顔亭です。兼六園に現存する最も古い建物で1774年(安永3年)に建てられたとされています。右の写真は霞池と池の中に建つ内橋亭です。静かで美しい風景です。

霞池脇にある唐埼松(からさきのまつ)は、13代藩主斉泰(なりやす)が琵琶湖畔唐崎から種子を取り寄せて育てた黒松で、兼六園の中でも最も枝ぶりが見事な松です。毎年11月1日から始める雪吊りは、この木から行われます。

兼六園 唐崎の松
唐崎の松 見事な枝ぶり

石川県 兼六園HP リンク

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金沢城

加賀藩前田家の居城跡で「石川門」「三十間長屋」「鶴丸倉庫」は当時のままの姿を残し、国指定重要文化財となっています。広々とした空間がきれいに整備されている気持ちのいい都市公園です。

石川県 金沢城公園HP リンク

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鈴木大拙館

金沢出身の世界的仏教哲学者で有名な鈴木大拙の考えや足跡を伝えるとともに、来館者が自ら思索できる場所を提供しています。兼六園からほど近い住宅街に静かに佇み、心穏やかになれる空間です。

鈴木大拙館 思索空間
水鏡の庭と思索空間

鈴木大拙館HP リンク

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おでん三幸

金沢に来た時には必ず立ち寄る「おでん三幸」さんです。金沢おでんの代名詞車麩など名物おでんをたっぷりいただきました。開店の4時に入店しましたが5時前には満席になり、帰る5時半には外にも行列ができていました。

食べログ おでん三幸 リンク

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その他の観光スポット

金沢は加賀藩主前田家の居城の金沢城を中心に武士、町人を問わず茶道美術工芸文化を嗜むようになり、料理屋菓子屋なども繁盛していました。第二次世界大戦の戦禍を免れたため、江戸時代からの歴史財産も多く残っています。

茶屋街

金沢には「ひがし茶屋街」「にし茶屋街」「主計町茶屋街」という江戸・明治期に花街として栄えた3つの茶屋街があります。美しい細格子の古い街並みが美しく、重要伝統建造物群保存地区となっています。

ひがし茶屋街
ひがし茶屋街 出典:金沢市観光政策課パンフレット

金沢観光協会 ひがし茶屋街HP リンク

21世紀美術館

2004年(平成16年)に開館した現代アートの美術館です。兼六園に近く金沢を代表する人気スポットになっています。

21世紀美術館HP リンク

近江町市場

始まりは1721年で以来300年にわたって金沢の食文化を支える「市民の台所」として親しまれています。170の店舗が並び新鮮な海産物加賀野菜が手に入ります。

近江町市場
近江町市場 出典:金沢市観光政策課パンフレット

近江町市場HP リンク

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番外編

今回の旅行ではちょっとしたアクシデントがありまして、なんと帰りの新幹線の日付間違って買っていました。駅員さんに相談したら「みどりの券売機プラス」という機械で「コールセンター呼び出し」を押して手続きしてくださいとのことです。オペレーターさんと口頭でやり取りして、間違った切符をカメラで見てもらったり、その切符を機械に挿入したりして無事新しい切符に交換できました。最近は進歩しているんですね、皆さんもいざという時のために覚えておきましょう。

みどりの券売機プラス

JRおでかけネット みどりの券売機(プラス)HP リンク

加賀豊年太鼓

新幹線の切符の取り直しで1時間半ほど時間が出来たので、駅前で演奏していた「加賀豊年太鼓」を偶然見物することができました。メンバーは若い方から年配の方までの男女混成でしたが、演奏の迫力はすごく、一糸乱れぬ完成度です。皆さんかなりの練習を積んできたのでしょう。鼓門の下での和太鼓は金沢らしくてとても良かったです。

続門の下で加賀豊年太鼓
鼓門下での加賀豊年太鼓

金沢観光協会 加賀豊年太鼓保存会HP リンク

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おわり

小松基地航空祭は天気に恵まれアグレッサーも初めて実機を見たので感動しました。室屋さんの曲技飛行はありましたが、ブルーインパルスを見れなかったのは少し残念でした。また、金沢ではまだまだ見るところが尽きません。また来年も航空祭と金沢を訪ねてみようと思います。

岐阜基地航空祭の記事があります。ご興味のある方はお立ち寄りください。