ほうとう3連覇の「歩成」。あわび、馬刺しも格安。深雪温泉も近い。

JR山梨市駅前の「歩成」さんは、ほうとうの大会で3連覇するほどの実力派です。「ほうとう」そのものはもちろん美味しいのですが、「煮あわび」入りのほうとうもありますし、「馬刺し」も置いてありますので、山梨の名物料理を一度に満喫することも可能です。

JR石和温泉駅には、筆者お気に入りの「深雪温泉」があります。今回は「ほうとう」と「日帰り温泉」の両方を楽しんできましたのでレポートします。

「歩成」さんで山梨を食す
「深雪温泉」を素通りできない
1. 深雪温泉　外観
2. お湯
まとめ

「歩成」さんで山梨を食す

JR新宿駅から特急電車で約1時間半、普通電車でも約2時間15分で山梨市駅に到着します。駅舎はモダンに建替えられていて、駅前ロータリーも再開発できれいに整備されています。

車窓からの眺めです。ブドウ畑と連なる山々に、山梨らしい長閑さを感じます。

歩成　外観

お店は駅前から見える、歩いて1分の近さです。「ほうとう味比べ大会」で3年連続優勝をしているという実力派です。とはいえ「ほうとうの専門店」ではなく、もともとは1979年（昭和54年）に食事処として開業したお店で、夜は居酒屋になりますし、ラーメンも中華も出すという何でも屋さんです。

「歩成」というお店の名前は、将棋の一番弱い駒の「歩」は前に進むことしかできないけれども、いずれは「金」という、とても強い駒に替わることができます。今は小さいけれども一歩一歩、前に進もうという思いが込められています。

突き出しのポテトサラダ

つき出しのポテトサラダです。ベーコンとペッパー風味のポテトサラダに、大根でしょうかタクワンみたいな食感が少し入っていて、初めての感覚がとても美味しいポテトサラダでした。

馬刺し

山梨特産の新鮮な赤身の馬刺しがたっぷりでなんと1,000円です。素晴らしいコスパです。

もやし炒め

メニューの中で強調されていたのが「大人気もやし炒め」450円。中華鍋で豪快に炒めるもやし炒めは、「シャキシャキの歯ごたえ」「ちょっと濃いめの味付け」「つゆだく」の三拍子が揃った看板メニューでした。

マスターの後ろ姿

お店はカウンターやテーブルのほか、お座敷もあるので、5～６人のスタッフが、厨房とホールで働いています。マスターはがっしりとした体格でハンサムな顔立ち、カッコいいです。ちょっとした空き時間には、さっと自分で皿洗いをしたり、若い方々にアドバイスをしたりと、動きに無駄がない感じです。お店の雰囲気も明るくて、みなさん仲良く楽しそうに働いていました。

あわび入り黄金ほうとう

歩成さんの「ほうとう」が美味しい理由は、

あわびの肝をペーストにして加えている。
出汁は、京都の出汁専門の老舗と共同開発している。
ぶどう棚で栽培した「空中かぼちゃ」は日当たりがよく甘く育つ。
かぼちゃのペーストを加えている。
鮮度、食感、栄養を考慮した野菜を使っている。

だそうです。ひとりひとりに「カセットコンロ」が用意され、タイマーで13分が経つと完成です。

出来上がりました、黄金ほうとう。今回は贅沢にあわび入り黄金ほうとうです。あわびに豚肉、野菜、ほうとうが黄金色のスープの中でとても美味しそうです。

大きな切り身のあわびがいくつも入っていました。ちなみにお値段は、普通の「黄金ほうとう」が1,300円で、あわび入りの「プレミアム黄金ほうとう」が1,900円です。

「深雪温泉」を素通りできない

山梨市駅から二駅ほど進みますと石和温泉駅があります。石和温泉駅も建替えられていてちょっとおしゃれな感じの駅舎です。

石和温泉駅の駅前らしく、ロータリーには足湯の施設が整備されています。

深雪温泉　外観

石和温泉駅から徒歩10分の所にある旅館深雪温泉は、「日帰りの入浴」も受け入れています。敷地内から自噴する2本の源泉を贅沢にかけ流し、その量毎分1,425リットル、ドラム缶7本分に相当する量です。

お湯

完熟の湯

深雪温泉の2本の源泉のうちひとつは、「完の湯で、温51℃水素イオン濃度ph8.2」二つ目は、「熟の湯で、泉温36℃水素イオン濃度ph8.5」となっています。二つの源泉を合わせることにより、加水することなく適温での入浴が可能となっています。

柿の湯

深雪温泉には三つの浴室があり、有料の貸切風呂以外のふたつは男女入れ替えとなり各々露天風呂と内湯があります。そのうちのひとつ柿の湯は大きな露天風呂に温度の異なる二つの源泉が吐出しているため、湯舟の場所によっては38℃くらいの微温浴、40℃くらいの中温浴、42℃くらいの高温浴を楽しむことができます。