東京23区内にも多くの天然温泉がありますが、板橋区の前野原温泉「さやの湯処」は、うぐいす色の天然温泉と和風建築の雰囲気、日本庭園が温泉旅館の雰囲気を醸し出しています。充実の設備と低廉な料金が人気の施設です。
和風建築と日本庭園

前野原温泉「さやの湯処」は、特殊金属エクセルの工場と創業者谷口周(ちかし)氏の邸宅の跡地に、和風建築と枯山水の日本庭園を再利用して、同社が運営する温浴事業として2005年開業しました。

創業者の邸宅は1946年(昭和21年)の完成です。創業者自らが枯山水の作庭の設計を行い、全国から名石を収集して造ったものです。
施設内観
館内見取り図

入り口左側がお風呂などメインの建物で、渡り廊下を渡った右側にお食事処があります。その間に枯山水の日本庭園があり、お食事処と渡り廊下から眺めることができます。
お食事処「柿天舎」

お食事処「柿天舎(してんしゃ)」から枯山水の庭を望む写真です。この食事処は創業者の邸宅であったものを再利用しており、創業者の雅号「柿天」にちなんで柿天舎と名付けられています。昭和の雰囲気が漂い、どこか懐かしい心が休まる空間です。ここから眺める枯山水の庭園は、まるで温泉旅館に来ているかのような錯覚に陥ります。
ロビー
靴をげた箱に入れて入館すると、その鍵が館内で利用する各種料金を精算するリストバンドとなって、館内はキャッシュレスで過ごせます。レンタルタオル(330円)や購入タオル(160円)、レンタル館内着(330円)なども自動販売機でキャッシュレスで購入できます。
ロビーは広く清潔で、待ち合わせスペースやマッサージ機、自動販売機のほかうたたね処や手もみ処などがあります。2階は岩盤浴施設でこちらは別料金となります。


温泉
天然温泉は地下1500mから汲みあげた塩分濃度が高い塩化物強塩温泉で、ph7.4の中性・高張性温泉です。源泉は東京都環境局の揚水規制により1日50㎥に制限されているため源泉かけ流しの浴槽は比較的小さく、あふれたお湯は隣の露天風呂浴槽に移り、循環して再利用されています。源泉の浴槽は写真の通り美しい「うぐいす色」ですがヨウ素を含むため時間がたつと黄色に変色し、また鉄分も含むため酸化して赤茶色に変色するため、隣の露天風呂浴槽では「うすい赤茶色」のお湯となっています。

その他のお風呂
サウナは大きく清潔感があります。温度は92℃で少々高めの設定です。水風呂は14℃。外気浴をするスペースも十分ありますので、サウナ好きの方も満足できると思います。このほか「薬草塩蒸風炉」というのがあって、優しい「薬草サウナ」といった感じです。
面白いのはつぼ湯と寝ころび湯。つぼ湯は一人用のつぼにザブーンと溢れるお湯の贅沢さを堪能できます。寝ころび湯はリラックスして寝ころんで、体の半分くらいがお湯に浸かってた状態になります。眠ってしまっても溺れる心配はないので安心です。
内湯には高濃度炭酸泉の大きな浴槽のほか、寝湯・座り湯・腰かけ湯・たち湯などバラエティーに富んだお風呂がラインアップされています。
「志村坂上駅」周辺案内
中山道、志村一里塚
「前野原温泉さやの湯処」は、都営三田線志村坂上駅から徒歩8分の所にあります。志村坂上駅は江戸時代の街道「中山道」に面しており、駅前には志村一里塚という史跡が残っています。ここ志村坂上駅からは都営三田線で大手町や日比谷まで直通30分、JR巣鴨で乗り換えれば池袋まで25分、新宿まで30分の便利さです。しかも「さやの湯処」の隣には「イオンスタイル板橋前野町店」がありますので、生活するにも便利な街だと思います。

見次公園
志村坂上駅から「さやの湯処」に向かって歩いていくと、途中に大きな池がある「見次公園」があります。4月~10月の週末には手漕ぎボートで遊べますし、春には桜の名所となります。

手打蕎麦 よし田
志村坂上駅から中山道を東京方面に向かって徒歩2分の所に「季節料理 手打蕎麦 よし田」があります。ビルに建て替えていますが、内装は和の雰囲気が色濃く残っています。蕎麦はもちろんのこと和食料理もおいしいのでお勧めです。「さやの湯処」の食事処「柿天舎」も十割蕎麦がウリのひとつですので、どちらのお蕎麦にするかは皆様のお好みでチョイスしてみてください。
まとめ
うぐいす色の天然温泉のみならず、和風建築「柿天舎」での食事と枯山水の庭園を楽しめる、なんとも贅沢な日帰り温泉施設です。施設は清潔でキャッシュレスに対応、サウナやボディケアサービスもありますので不満はありません。休日は少々混雑しているようですので、HPなどで混雑状況を確認してから行くといいかもしれません。
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日帰り温泉についての別記事があります。ご興味のある方はお立ち寄りください。



