強アルカリ温泉で全国温泉総選挙「うる肌部門」全国第1位の瀬音の湯を再訪してきました。今回は秋川渓谷の紅葉見物と近くの城山トレッキングを組み合わせてみました。
瀬音の湯
うる肌部門全国第1位(2022年)
2022年の温泉総選挙ではうる肌部門第1位でしたが、2023年は島根県の美又温泉が第1位となり瀬音の湯は第2位でした。しかしながら水素イオン濃度はph10.1の強アルカリで、美又温泉のph9.9を上回っています。実際にお湯に浸かるとトロっとした感触で化粧水の中に入浴している気分です。
浴室
浴室内は写真撮影NGですが、浴室案内のポスターがありましたのでご紹介します。内風呂は源泉かけ流し、露天風呂は循環式で塩素殺菌しています。源泉温度が25.9℃なので加温はしていますが、加水はしていません。すべての浴室施設が男女とも同じ大きさなんですね。
サウナは写真にある通り外に向けた窓が切られています。外の緑を見ながらのサウナですが、まだ紅葉には若干早かったようで少し残念でした。サウナ室の温度は90℃で水風呂は22℃です。どちらも比較的やさしい温度設定だと思います。
無料休憩所、テラス
畳敷きとテーブル席の無料休憩所があります。軽食や飲み物、お菓子などの売店もありますので小腹を満たすこともできます。休憩所の奥にはレストランもありますので、しっかりお食事を取ることも可能です。
足湯
大勢の方が足湯を楽しんでいました。すぐ近くにJR武蔵五日市駅行きのバス停がありますので、時間調整している方もいるのでしょう。
秋川渓谷 石舟橋
JR武蔵五日市駅からバスで15分程度の十里木バス停の近くに石舟橋があります。全長96mのつり橋で四季折々の風景が楽しめるビュースポットです。季節柄多くのハイカーが訪れ賑わっていました。
石舟橋と橋の上から見下ろした秋川渓谷です。きれいな水と岩、色づく木々が織りなす綺麗な風景です。
城山トレッキング
JR武蔵五日市駅から十里木バス停に向かう途中にある西戸倉バス停または十里木バス停から30~40分程度で山頂に至る手軽なハイキングコースです。山頂にはトイレや休憩用のテーブルも整備されています。戦国時代は北条氏支配下の戸倉城があり、山頂近くには現在も石垣の遺構が残されています。山頂からの展望は良く、眼下にはあきる野市の市街や里山の自然が広がり遠く都心のビル群も望めます。
山頂
山頂に着くと一気に視界が開け、遠く都心方向を望むことができます。足元は急な切り立った斜面になっており、こちらの方向から城を攻めるのは難しいだろうなと感じました。
山頂に戸倉城想像図が掲示されていました。本丸のほかに出丸も配し、複数の曲輪を持つなど本格的な山城です。
山頂付近には石垣の遺構が残っていました。
登山口と山道
今回は西戸倉登山口から山頂に向かい、下山は十里木登山口に降りることとしました。西戸倉バス停で下車し、少し戻った派出所の横に登山口の看板があります。分かれ道には「城山」のサインがありますので迷いません。階段状に整備されていますが傾斜はかなり急できつい登りです。
山頂付近で西戸倉から来た道と荷田子・十里木方面からくる道が合流します。左の写真で「荷田子・臼杵山」とありますが、「十里木」の記載がないのが少し不安です。しばらく進むと「荷田子・十里木」となりましたのでホッとしました。下りはなだらかな山道です。
途中、立派な竹林を通ります。さわやかな空気が汗ばむ体に心地いいです。
十里木登山口に到着しました。ここにもサインが掲示されています。右の写真、バス停の先の坂道を上がると登山口です。
まとめ
瀬音の湯の魅力は何といってもph10.1の強アルカリ温泉です。もっともアルカリ度が高いのはph11.2の白馬八方温泉ですがそれに匹敵するほどのアルカリ度です。加えて都心からのアクセスがいいことと、自然豊かな秋川渓谷や山々のトレッキングなどを楽しむことができるのも魅力のひとつでしょう。施設も小綺麗ですしリーズナブルな価格設定ですので、一度訪れてみてはいかがでしょう。
瀬音の湯の別記事があります。ご興味のある方はお立ち寄りください。
日帰り温泉についての別記事があります。ご興味のある方はお立ち寄りください。