関門海峡の狭い航路を大型船が次々と進む様子が好きで、門司港にたびたび訪れ、また渡し船で下関側に渡るなどして楽しんできました。今回は下関側に宿をとることにして、より近くを航行する船をじっくりと眺めてみることとしました。
「海峡ビューしものせき」とは
「海峡ビューしものせき」は、下関市営国民宿舎ですが関門海峡を眼下に見下ろす絶好の立地と、バラエティに富んだ食事プラン、光明石という鉱石を使った人工温泉などが魅力ですが、公営国民宿舎なので料金はリーズナブルです。1名での予約もできますし、素泊まりも可能です。

海峡を行き交う船
関門海峡が一番狭く、また関門橋のすぐ脇という絶好の立地です。少し小高いところに位置していますので、眼下に海峡を行き交う船を間近に見ることができます。



グーグルで船名をチェック
「海峡ビューしものせき」からは行き交う船が近く鮮明に見えるので、グーグルレンズで撮影すると「船の用途」や「船名」などをグーグルが教えてくれます。ただ漠然と船を眺めるだけでなく、その船が活躍するフィールドやどこに向かっているのかなどと想像が掻き立てられ、飽きることなく船を眺め続けることができます。
ちなみに「①ばら積み船」のグーグルの解説は、
- 船舶の種類: 穀物、石炭、鉱石、チップなどの固形バラ積み貨物を大量に運ぶためのバルクキャリア(ばら積み船)に見えます。
- 背景の構造物: 山口県下関市と福岡県北九州市を結ぶ日本の代表的な吊り橋である関門橋が写っています。
- 撮影スポット付近: 関門海峡のなかでも特に道幅が狭く潮流が速い「早鞆瀬戸(はやとのせと)」付近を通過している様子です。
「②コンテナ船」の解説は、
- 撮影場所: 関門海峡(福岡県北九州市門司区の「めかりパーキングエリア」や「和布刈公園」付近から、関門橋と本州方面を望むアングル)
- 船舶名: コンテナ船 「GLORY SHENGDONG」(上海海華輪船:HASCO運航、上海港を擁するSIPGグループ関連の船舶)
- 主な特徴: 全長約143m、総トン数約9,993トンで、日本と中国(上海・太倉など)を結ぶ定期コンテナ航路などで活躍しています。
「③LPG船とセメント船」の解説は、
- 背景の橋: 山口県下関市と福岡県北九州市の間を結ぶ吊り橋「関門橋」
- 黒い大型船: LPG(液化石油ガス)を運ぶ大型ガスキャリア(VLGC)の「FUTURE DIAMOND」(全長230m、パナマ船籍)
- 手前の黄色い船: セメント運搬船や内航貨物船などの小型船舶
と、かなり詳しく教えてくれます。
大型船航行スケジュール
関門海峡海上交通センターのHPでは、潮流情報や管制信号情報、大型船の航行予定情報、ライブカメラなどの情報が提供されています。大型船の航行予定情報では、船名・航行予定時刻・航行方向・船種・総トン数などの情報が一覧表記されていますので、船舶観察の助けになります。
「海峡ビューしものせき」インスタ
「海峡ビューしものせき」のインスタでは、宿泊やレストラン、観光、イベントなどのほか、海峡を航行する「豪華客船」や「海上自衛隊の艦船」など少しレアな船が紹介されています。
「海峡ビューしものせき」施設
「海峡ビューしものせき」は、40室を超える客室とレストラン・大浴場・売店・喫茶・宴会場・会議室などを有する観光ホテルです。地元の方の利用も多いようで、ロビーは多くの人で賑わっていました。



客室
和室と洋室があり、どちらも海峡に面してバルコニーがあります。早朝には釣り船も多く出ていて、大型船が航行するなか、船の存在を知らせる大きな目印の旗を立てて、釣果を競っているようでした。


大浴場
大浴場はふたつあって、日替わりで男女入れ替えです。いずれも海峡に面していて、露天風呂もありますし、サウナ・水風呂もあります。


大浴場は天然温泉ではないのですが、天然鉱物に起因した薬効がある人工温泉です。岡山県阿部鉱山でのみ採掘できる希少な鉱石・光明石を湯に沈めると、溶解し11のミネラル成分が溶け出します。厚労省により8つの効果効能がある医薬部外品と認定されています。

まとめ
関門海峡の航路が下関側に近く設定されているので、より大きく迫力ある船舶を観察することができました。「海峡ビューしものせき」は国民宿舎ですが、侮れないクオリティの高さです。下関から博多まで新幹線を使えば40分の距離ですので、福岡市内に用事がある方も利用してみてはいかがでしょう。