「清水湯」は、目黒駅から東急目黒線で二つ目の武蔵小山駅近くの銭湯です。銭湯ですが2種類の源泉をもつ天然温泉で、サウナ・温泉水の水風呂、さらに女湯には岩盤浴もあります。関東南部に多く見られる「黒湯」のほかに、大深度から汲み上げる「黄金の湯」は療養泉に認定され、治療の目的に供しうるものとされています。
清水湯とは
「清水湯」は、武蔵小山駅から徒歩5分です。鉄筋コンクリート造ながら、なかなか風格のある構えです。正面入り口の両脇に数台分の駐車場があり、フロントに声をかけると2時間分の駐車券がもらえます。


歴史
初代が1924年(大正13年)に銭湯を創業しました。その後1994年(平成6年)に二代目が「黒湯」の掘削に成功し、2007年(平成19年)には大深度の療養泉「黄金の湯」を掘り当てました。現在は三代目が経営をされています。
環境省によると「温泉法」により、「温泉」とは25℃以上で所定の物質を有するもので、温泉の中で治療の目的に供しうものを「療養泉」とする、と規定されています。
露天風呂
露天風呂の屋根は大きく開かれていて解放感抜群です。露天風呂のエリアは上下2段に分かれ、上段は黄金の湯、下段が黒湯です。各々浴槽はさほど大きくなく4名も入ると一杯です。浴槽の脇にはデッキチェアーが4脚ずつ置かれていて、外気浴を楽しめます。
泉温は黄金の湯が40℃前後、黒湯が42℃前後でしょうか、どちらも湯温計が壊れていたので筆者の感覚です。いずれも温度は低めに設定されていて、長く湯浴みすることが出来るようにしています。

黄金の湯
「黄金の湯」は、地下1,500mの大深度の500万年前の地層から汲み上げた太古の海水温泉です。ヨード成分を多く含有し、高張性・ph7.8のアルカリ性温泉が、かけ流しで注がれています。「含よう素泉」として療養泉に認定されています。

黒湯
「黒湯」は、地下200mの100~200万年前の地層から汲み上げた、澄んだ濃いめの琥珀色の温泉です。重炭酸ソーダ泉・ph8.3・アルカリ性で、美人・美肌の湯といわれる泉質です。

内湯
内湯はジェットバス機能が付いた比較的大きめの浴槽がひとつです。こちらも黒湯が満たされていますが、さらにナノバブル発生機能を加えて温泉効果の向上を図っています。ナノバブルとは粒径がナノサイズの微細な気泡のことで、洗浄力の向上や保温・保湿に効果があるとされています。

サウナ
ロキシーサウナといって定期的に水蒸気を発生させる湿潤サウナです。温度は90℃ぐらいで比較的やさしい温度設定です。サウナは別料金のため、フロントで手鉤のような道具が渡されて、これでサウナ室の扉を引いて開けて入ります。また、バスタオルも渡されますのでこれを敷いて座ります。サウナ室を出るときは、室外にバスタオルをかけるフックがありますので、そこに掛けておきます。

水風呂
水風呂も黒湯の温泉水を使用しています。水温は19℃で、これも比較的やさしい設定です。

その他
入口を入って、100円リターン式の下駄箱に靴を入れ、券売機で必要な券を購入してフロントに出して入場です。
料金
銭湯ですので入湯料金は東京都共通の520円です。サウナは別料金で450円。シャンプー・リンス・ボディソープの備え付けはありませんので持参してなければ購入です。タオルがなければ50円で購入できます。これら全部のお風呂セットが130円です、安いですね。

ロビー、売店
ロビーは明るく清潔で、長椅子が6台置かれています。フロントでは生ビール・サワー・ソフトドリンク・スナック菓子・自家製温泉卵を販売しています。



2階
2階には寝転び処の休憩室とマッサージチェアのほか、女性専用の岩盤浴があります。


まとめ
銭湯なのに2種類の源泉がある天然温泉とは驚きです。療養泉にも認定されている珍しい泉質の「黄金の湯」を銭湯価格で体験できるのはかなりのお得感です。100年の歴史を持つ「清水湯」は、2本の源泉掘削に挑戦し、ナノバブル装置の導入を行うなど、常にお客様に喜んでいただく独自の銭湯健康哲学を実践している古くて新しい銭湯です。
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